マダラコガシラミズムシ

Haliplus sharpi Wehncke,1880 

コガシラミズムシ科 

開長・3.8mm程度 

分布・本州、四国、九州、中国大陸 

環境省レッドカテゴリ・絶滅危惧Ⅱ類 

楕円形の体型。上翅の合わせ目は太い黒線となり、その周囲をいくつもの黒点が囲う。

ゴマ粒のように小さな水生甲虫で、水草の多い池や水田に生息する。夜間、灯火に飛来することもある。成虫は水中をチョロチョロと素早く泳ぎ回り、動物質のものを好んで食う。幼虫はシャジクモなどの水草から吸汁するらしい。

水田環境の減少、水質汚染により、生息可能な場所が全国的に減りつつある。


※引用文献

後日追加。

精霊の庵 - 無名の絶滅危惧昆虫

環境省レッドリストに掲載された、800種余りの絶滅危惧昆虫たち。そのうち過半数を占めるのは、小さくて地味で取るに足らない外見のハエ、ハチ、カメムシ、ガ、ハナクソサイズの甲虫など。図鑑にさえしばしば載らず、一般に存在も知られぬまま滅び行く、小さき者達の集う場所。