コウトウコガシラミズムシ

Haliplus kotoshonis Kanô & Kamiya, 1932 

コガシラミズムシ科 

体長・3.7mm程度 

分布・南西諸島(トカラ、宝島以南)

環境省レッドカテゴリ・ 準絶滅危惧 

楕円形の体型で、この仲間としては全体的に赤みがかって見える。頭部には目立った黒班が見あたらない。

水草の多い溜池や水田に生息するが、生息地ではさほど多く見かけるものではない。湿地環境の消失により、個体数が減っている。


※引用文献

北野忠、刈部治紀、中島淳 (2015) コウトウコガシラミズムシ。環境省編 レッドデータブック2014 5。ぎょうせい、東京。pp.392.

精霊の庵 - 無名の絶滅危惧昆虫

環境省レッドリストに掲載された、800種余りの絶滅危惧昆虫たち。そのうち過半数を占めるのは、小さくて地味で取るに足らない外見のハエ、ハチ、カメムシ、ガ、ハナクソサイズの甲虫など。図鑑にさえしばしば載らず、一般に存在も知られぬまま滅び行く、小さき者達の集う場所。